姿勢と動作にこだわる理由
なぜ五輪整骨院はこれほど姿勢と動作にこだわるのか。その根には、生命が海から陸へ上がり、四つ足から二足歩行を獲得してきた歴史にまで遡る発想がある。二足歩行を得たとき、脊柱が垂直に立ったことで、脳も脊髄も重力の影響から解放された。神経系の中枢が重力から自由になることで、高度な精神性と創造力が授けられた——五輪整骨院はそう考えている。目指すのは「姿勢美」と「美歩行」だ。見た目に綺麗な姿勢で、格好よく歩けること。それが生命的に正しい在り方であり、痛みの出ない健康的な姿の究極にある、という見方が施術の土台になっている。
大腰筋というインナーマッスルの働き
姿勢を維持する筋肉は、インナーマッスルと呼ばれる筋群で、その代表が大腰筋だ。戦後の日本で起きた健康法のブームでも、「西式健康法」や「肥田式強健術」は、脊柱を重力線に一致させるために大腰筋を鍛えることを主としていた。正しい姿勢を大腰筋で維持することは、脳や脊髄神経への緊張やストレスをなくし、中枢神経系に「揺らぎ」を与えることにつながる、と五輪整骨院は説く。中枢神経系に揺らぎが生じることで、その能力が最大限に発揮できる準備が整うという理屈だ。
宮本武蔵をはじめとする武術家が「臍下丹田に力を籠める」と表現したのも、鍛錬の中で大腰筋の存在を体得していたからだろう、という見立てが語られている。姿勢という一見地味なテーマを、歴史や武術まで引き寄せて語る筆致には熱がこもっている。
姿勢が崩れると始まる不調の連鎖
現代は、人類の歴史でもっとも歩かず、座り続ける時代だといわれる。重力に負けだすと姿勢は崩れ、座った途端に背中は丸くなり骨盤は後傾する。時間が経てば、頑張っても正しい姿勢が取れなくなっていく。本来インナーマッスルが担うはずの姿勢維持を、アウターマッスルが肩代わりし始めることが、腰痛や肩こりの始まりだ、と五輪整骨院は指摘する。この連鎖が続けば、坐骨神経痛や片頭痛など、さまざまな不調に悩まされることになりかねない。仮に重力に負けた姿勢のまま症状が一時的になくなっても、いずれまた別の形で顔を出す、という見方が示されている。
施術の先にあるゴール設定
根本から身体の症状を改善し、質の高い健康とパフォーマンスを生み出すために、五輪整骨院は「姿勢美」と「美歩行」をゴールに据える。姿勢を矯正し、弱った筋肉に刺激を送るため、骨盤をはじめとする脊柱の関節を調整し、運動療法まで組み合わせていく。本来の姿勢と動作は施術を行ったうえでしか生まれない、という考え方が施術の背骨になっている。正直なところ、整骨院の紹介文でお釈迦様の悟りや宮本武蔵まで登場するとは思わなかったが、姿勢へのこだわりが単なる技術論ではなく思想にまで届いていることは、読んでいてよく伝わってきた。五輪整骨院は宮城野区五輪、陸前原ノ町駅から徒歩約6分の場所にあり、電話番号は022-762-6216だ。


