「おいしい・たのしい・あかるい」が揃う食卓を目指して
食事の時間が義務や緊張の場になっている家庭は、思いのほか多い。Hikari Table株式会社が掲げる「おいしい・たのしい・あかるい食卓」というコンセプトは、栄養管理の前にまず食卓の雰囲気を取り戻すことを大切にしている。管理栄養士の代表・小野くみ氏が小中高生の成長に長年関わる中で見えてきた課題が、このシンプルな言葉に凝縮されている。
特別な制限や知識がなくても、日々の小さな選択の積み重ねから誰もが栄養の力を手にできる——その考え方が、サービス全体のトーンを決めている。静岡県富士市に拠点を置きながら、オンラインを通じて全国の家庭や選手へ指導を届けている。
5つのカテゴリーで子どもの状況に応える「勝ち食プログラム」
「勝ち食プログラム」は少食・偏食・成長期・スポーツ・サポートの5カテゴリーで構成される。競技で結果を出したいジュニア選手には、全国大会を目指せる体力づくりを栄養の観点から支援。少食・偏食に悩む家庭には、無理に矯正しようとしない姿勢で食の楽しさを育てる方針を取る。成長期の女子アスリートに特化したプログラムも設けており、貧血や生理不順といった競技と発育の両立に伴う悩みに専門的に対応している。
「子どもだけでなく親も一緒に食の大切さを学べた」という声が寄せられており、家庭全体での食習慣の変化につながっている。保護者にも分かりやすい言葉でアドバイスを届けることを大切にしており、日常の食事で実践できる内容を中心にプランが組み立てられている。
予約制カウンセリングが生む、長期的な習慣の変化
予約制のカウンセリングでは、理想の姿・現在の生活環境・体質を丁寧に聞き取り、無理なく続けられる具体的なプランをオンラインで提案する。単発で終わらせず、長期的な視点で継続的に伴走するスタイルが基本方針だ。些細なことやプライベートな悩みも話しやすい環境づくりに配慮しており、相談のハードルを意識的に低く保っている。
「仕事の合間に相談できる」という声が目立ち、オンライン対応の利便性が継続率の高さに直結している面がある。土日・祝日も相談に応じており(定休日は日曜・祝日)、平日に動きにくい保護者やアスリートでも利用しやすい体制が整っている。
栄養士のキャリアを育てる、フリーランスコミュニティの存在
Hikari Table株式会社が運営するフリーランス栄養士のコミュニティは、資格はあるが活躍の場が見つからないという栄養士の課題に、実践の場を提供することで応えている。食育セミナーやスポーツ栄養に関する勉強会を定期開催しており、参加者が自信を持って動き出せるよう段階的に設計されている。個人的には、学ぶ場と実践する場を同じコミュニティ内で完結させている点が、他のキャリア支援プログラムとは異なる強みだと思う。
治療院向けの栄養指導支援も手がけており、医療・健康領域との連携を通じて栄養の専門性を地域社会に還元する取り組みも進行中だ。「一人では踏み出せなかったことが、仲間とともに進めることで現実になった」という声が届いており、コミュニティの力が個人の可能性を着実に広げている。


